先日、幼稚園年中の次女(5歳)がソファから落ち、頭から流血しまして。
漫画のようにダラダラと流れ落ちる鮮血に、大焦りです。
(冒頭の写真は、頭を打った衝撃でボキッと折れてしまったカチューシャです)
キズは縫った方が綺麗に治るというのが一般的な見解ですよね。
ひとまず病院へ向かおうと思い、小児科か外科かで悩んでしまい…。
結局は二つの病院をハシゴし、夕方から夜にかけて時間がかかりました。
この経験を書き残し、同じ状況で迷った方のお役に立てたら幸いです。
結論から先に言おう!
私が経験した結果、「次回、同じようなことがあれば、必ずこうする」と実感した内容です。
あくまでも【緊急性がないと判断してから】の選択ですので、血が止まらない、ぐったりしている、機嫌が悪い、吐く、頭がだんだん痛くなるなど異常を感じる場合は救急へ!
- 頭を打って切れて血が出て、外科か小児科どちらへ行ったらよいのか迷った時は、外科へ!!
- 病院へ向かう前に、先に電話確認(縫合などの治療が対応可能か)をすること!!
我が家の場合
午後2時頃にソファの背もたれから床へ落ちて頭を打った。
血はすぐに止まり、意識もはっきりしているので、救急の必要性はないと判断。
今日の夕方に受診しよう。
…んっっ!?
これって、外科or小児科!?
Yahoo!知恵袋などで調べたところ、「まずは小児科へ!」という意見が多かったので、小児科から行くことにした。
ちなみに、ベストなのは小児外科に明るい先生がいる小児科とのこと。
…そんなの、緊急時にすぐ見つからないよー(汗)
そして帰省中で、土地勘が全く無い中、近くの小児科へ(もちろん小児外科ではない)初診の予約を取ってから行った。
診察前、ナースに言われた。
「外科的な治療はできませんが、よろしいですか?」
その時、病院は混んでおり、ようやく順番が回ってきたところだった。
これから外科ハシゴか~と、長い夜を覚悟した。
小児科にて
頭の中の問題はないとのことで(すぐ泣いた・ケロッと元気)、ひと安心。
それは、さほど心配していなかった。
気になるのは傷。
頭の傷を見せると、
「これは、何もできないね…」
消毒だけでもしてもらえないか尋ねたら、
「うちでは何もしない方がいいね、外科の先生に診てもらって」
まぁ、分かります。
応急処置だけをやってしまうより、そのまま専門家に渡した方が良いのは、なんとなく。
イコール、緊急性がないということだろうから、安心もしたけど。
でも、普段口数の少ない私ですが、必死に食いつきました。
頭からの出血は初めてで、何かと分からないことが多かったので。
- 主人の実家で土地勘がないので、近くの外科を紹介してほしいです!
⇒先生はスマホを取り出し、知り合いの先生(縫合が上手いらしい)の病院を調べてくれたけど、2軒とも本日の午後診は休診。
「今日はお風呂に入らないで、明日の朝一番に行ったらどうかな?」
- どこでもいいので、今あいている外科を知りたいです!
(ネット検索しても上手いことヒットせず、探しにくかった)
⇒「救急ナビダイヤルにかけたら、教えてくれると思うよ」
色々、親身になってくれて、知り合いの先生の病院の情報もばっちり教えてくださった。
引っ越しが多い我が家は、引っ越しの度にかかりつけの病院が変わるので、色んな医者にかかってきた。
そんな私が言えるのは、歳を召した先生より若い先生の方が、こちらの質問に対して親身に答えてくれる傾向にあること。
この小児科の先生も同じくだった。
とても助かった。
外科を探す
1件目の小児科で時間がかかってしまったけれど、次女は普段どおり、めちゃくちゃ元気だ。
救急ナビは使わず(※)、
「自力で外科を見つけることが出来たら行く。もし見つからなかったら、教えてもらった病院を明日受診する」方針に決まり、主人と各々のスマホをいじっていたら、ほど近い総合病院が見つかった。
※緊急の人に回線を空けておきたいと思ったので。
先程の小児科の先生に教えてもらったとおり、先に電話をかけて、子どもの頭を縫ってもらえるのか確認。
答えは「すぐに来てください」
やったー!
総合病院へ
外科の待ち時間が、とーっても長かった。
お腹も減ってきて、私と主人の元気がなくなる中、次女はひたすら元気で、小躍りしたり小さな声で歌っていた。
元気すぎるので、頭を打っておかしくなったのかなと思ってしまったほど(汗)
麻酔して縫うのかな?
暴れるかな?
もうすぐ自宅へ帰るのに、抜糸に来ないといけないのかな?
子どもを外科に連れてきたのは初めてで、色々と疑問が思い浮かんだ。
順番が回ってきて、状況を話すと、
「頭を打った場合の注意事項です、よく読んでくださいね」
と、A4用紙に書かれた注意書きをもらった。
この紙は小児科でしかもらえないと思っていた私は、ここで確信した。
頭を打って、傷があったら外科からでもOKだ!!…と。
傷を見せると、
「皮膚がめくれた状態なので、寄せたり縫ったりが出来ません」
「なので、傷は残ります。
でも、髪の毛で隠れると思います」
看護師に、ゲンタシン…と言って、軟膏を塗り、大きなガーゼで抑えて、髪の毛の上からテープで止めて、おしまい。
そのままではガーゼが取れるので、ニット帽のようなものを被され、この状態。
「可愛くなったね~」
看護士さんが笑いながら言う。
私も、次女の姿が可愛くてつられて笑ってしまった。
このニット帽、新生児が被せられる物とそっくりなんだもん。
縫うだろうと気を引き締めていたけれど、あっけなく終わった。
当日はシャワーも禁止、明日は首から下ならシャワーはOK(患部NG)、明後日に見せに来てください、とのこと。
小児科では、当日でも患部シャワーOKと言われたから、先生によって方針が全然違うのね…。
帽子やガーゼは明後日までに取れてしまうだろうけど、取れたらそのままでOKとのこと。
2日後
真夏に2日間洗えなかった頭は、酸っぱい匂いを発していた…。
(しかも本人がニット帽を気に入り、寝る時もずっと被っていたから最高に蒸れてるw)
再診は予約を取っているので、待ち時間も短く、スムーズ。
先日とは違う先生だった。
アズノールという青色の軟膏が処方され、お風呂上りに1日1回塗る。
このアズノール、次女出産直後に、乳首が切れて痛い時、産院で処方されたことがある。
授乳前には拭き取るだけでOKだったから、拭き残しの成分が赤ちゃんの口に入っても問題ないくらいの軽い薬なんだろう。
(調べたら、原料は植物性:カミツレ)
この日は患部シャワーOK。
湯船やプールは、かさぶたになってから。
じゅくじゅくして治りが遅い時はまた来て、と言われた。
大事に至らなくて良かった。
経過
ケガの経過の写真を数枚貼りますので、苦手な方は、下へスクロールお願いします!
↑ケガ当日。
血が止まってからは垂れてはこないけど、常に濡れていて、痛々しい。
↑二日後。
(再診した日のシャワー後)
真ん中のキズはじゅくじゅくして、右下の点々とした傷跡(付けていたカチューシャの内側の山が食い込んだ跡)はかさぶたになっていた。
カチューシャについては、良かったのか悪かったのか何とも言えない状態です。
カチューシャの内側の山が肌に食い込み、皮膚を引き攣れて傷になった恐れもあるし、もしくは、カチューシャが折れたことで頭への衝撃が弱まったのかもしれないから。
↑4日後。
じゅくじゅくが無くなった。
カチューシャ跡は消えた。
↑6日後。
かさぶたになったので、翌日、次女が待ちわびていたプールへ。
次女は潜れないし、水遊び程度なので大丈夫だろうと判断。
↑12日後。
かさぶたは取れ、新しい皮膚が出来ていた。
傷跡は髪の毛で綺麗に隠れるので、外からは全く見えない。
ド派手に出血した割には、傷が小さくて良かった。
頭の傷は血がよく出るのね…。
ちなみに、ケガの直後に抱き上げた主人の服は血まみれに…。
背面は、血の量がもっと酷かったです。
(絵面的にグロいので、前身頃の写真にしました)
以前に書いた記事の血液の染み抜き方法を再度実践したら、ここまで落ちたけど、この服はもう着られないね(泣)
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家にある二つの洗剤を使って、血液の染み抜きが簡単にできた!
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まとめ
- 子どもが頭を打った場合の注意事項の説明を外科でも受けることができた
- 受診する外科を決めたら、子どもの怪我の縫合ができるかどうか事前に確認を
- 事前にかかりつけの小児科に、腕の良い外科を教えてもらっておくといいかも
- 子どもが頭を打って流血した時は、小児科より外科へ!
(私の場合はそう感じた)
子どもはよくケガをするけれど、頭はやはり怖かったです。
むーち(@mu_chiblog)でした。