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トラブル

小学生の不登校3「行動探索期」最初の一歩を踏み出すとき。

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長女(小学1年生)の不登校がどのように回復したかをまとめるシリーズです。

今回は、「行動詮索期」です。

ようやく、長い夜が明ける始める時。
地平線からほんのりと白く色づき、群青とオレンジが混ざり合う層が顔をだし、帯状に広がってゆく。
太陽はまだ顔を見せないけれど、その存在を確かに感じる。

さて、夜明け前の長女の様子はどうだったのでしょうか。

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(投稿日:2017年3月28日)

行動詮索期とは

「不登校の始まりから終わり」を、本人の行動や関りの基本、援助の主眼点などの違いから、「混乱期」「他罰期」「内面成長期」「行動探索期」「自己実現期」の各期に分けたものの内、4番目の時期のこと。

出典は『登校拒否のパターンと各期の援助のパターン(作成:佐賀県教育センター)』より。

不登校のパターンと各期の援助の基本

かかわりの基本

  • 情報を伝え、行動化させる

家族に責められず、好きなことに没頭して気力が回復してきたお子さんは、ついに外の世界への興味を取り戻し始めます。

「学校へは行きたくないけど〇〇なら行ってみたい(やってみたい)」
こんな言葉が出たら、嬉しいですね。

親御さんは〇〇の情報をかき集め、お子さんへ伝えてください。
あくまでも選択するのはお子さんです。

留意点

  • 決めるのは本人に任せる

「〇〇なら行ってみたい」が、フリースクールのような場所を指していたなら、今こそ!!ですね。
(前回記事の「他罰期」では、時期尚早だと書いた件です)

お子さんが自分で選んで行動した」という過程が重要で、結果はどうでもいい

詳細は、【長女の様子】の項目で。

援助の主眼点

  • 現実適応への援助(前期)
  • 再発予防への援助(後期)

長女の様子

失われていた生活のリズムが少しずつ取り戻される、生活の中で新しい試みが増えてくる、学校の話をしても嫌がらなくなる、などの「登校準備の時期」が「行動探索期」です。

運動会の練習の見学

小学1年生の長女は、担任との朝の挨拶だけ(別室)や、放課後だけ登校するというスタイルを続けてきました。

熱心な担任に、挨拶のついでに、
「今日は運動会の練習やるよ。どっちでもいいんだけど、よかったら、見ていってね。いつでも帰ってもいいよ。面白いことやっているんだよ」
と促され、調子の良い時は、校庭で練習の様子を見学できるようになりました。

しかし、小休憩のタイミングでテンションの高いクラスメイトたちに「〇〇ちゃんだー!」と囲まれるのが苦手で、みんなが寄ってくる前に逃げるように帰ったりしていました。

でも、みんなが面白いダンスを踊っているのを見るのは好きだったし、誰も寄ってこなければ、長女は取り乱すことなく普段のままいられたのです。

これは、すごい進歩です。
みんながいる時間帯は学校へ入られなかった長女が、「自分でその場にいることを選択し」「学校にいられた」。

途中で帰ってもいいんです。
逃げてもいんです。

帰り道、「校庭で見学できたね。やったね。面白かったね」と過程を励まし、大げさだけど、褒め称えました。

こうして、小さな自信を何度も積み重ねていきました。

友だちと遊ぶことの大切さ

就業時間帯に学校にいる回数が増えると、友だちから「放課後遊ぼう♪」と誘われます。

長女が「友だちと遊びたい」と口に出すようになったのも、この少し前の時期からで、長女は放課後いきいきと遊ぶようになりました。

スクールカウンセラー(以下SC)には、1学期から終始、「なるべく友だちと遊ぶように」と言われていました。
でも、長女が学校へ行けていないのに【(不登校だけど)よかったら、うちの娘と遊びませんか?】と相手の親御さんに打診する行為が、人見知りな私にとってハードルが高く、実行に移せていませんでした。

学校行けてない子から誘われたら迷惑じゃないかな…?

逆の立場で、不登校の子のご家庭から誘われるなら、私は全く気になりません。
むしろ、「遊ぼう!いっぱい遊んで学校も行けるようになったらいいよね」と大歓迎で遊びます。

でも、私には、あまり親しくない親御さんのお子さんを気軽に誘うことができなかったのです…。
(仲の良い数人のママ友さんとは誘ったり誘われたりで、たまに遊んでいましたけど)

なので、この時期になって、長女が学校で放課後の遊ぶ約束ができるようになり、本当によかったです。

大人数での公園遊び

この時期、長女にとって、幸運が重なりました。

同じ幼稚園出身のママさん達が、みんなで公園遊びをしよう!と企画し、長女も参加しました。
兄弟たちも含めると20人の大所帯です。

少し遅れて到着したので、すでに友だちたちがワーワーキャーキャー遊んでいる様子を見て、足を止め、たじろいだ長女でしたが、仲の良い女の子が誘いに来てくれました。
一度輪に入ってからは、元気全開で遊びました。

この日を境に、長女の学校へ行く気力が高まった気がします。

おそらく、久しぶりに大人数で遊んだことで、教室でもやっていけるきっかけを感じたというか、リハビリになったというか、何か自信がついたのかな?と思います。

そこからは、クラスメートに囲まれてもたじろがず、笑って過ごせるようになりました。

まだまだ教室へ入るまで時間がかかるし、なかなか自分の席へつけないけれど、席についたら少しずつ授業に参加できるようになり、「給食を食べたい」と言って別室で私と二人で食べたり(私はおにぎり持参)、急激に学校というものが身近になってきました。

こう書くと、順調満帆に復帰への道を進んでいるのかのようですが、実際のところは、校門までで帰ったり、通学路の途中で帰ってしまう日もありました。
本当に、前に進む日、後へ戻る日が入り乱れながら、長い目で見ると全体的に進んでいるといった具合でした。

「行動探索期」の初期は、「朝:挨拶」帰る、「昼:給食チャレンジ」帰る、「放課後:担任と勉強」帰る、といった具合に、ひどいと1日3回、学校と家を往復していました。
親的には一番疲労が溜まった時期でもあります。

学校外でのイベントで立ちすくんでダメダメだった様子↓
参考全国統一小学生テストを欠席したらどうなる?手厚い対応に驚き。

新しい習い事をしたいと言う

12月頃、ママ友から聞いた近所の「そろばん教室に行きたい」と言いました。

また、「ペンを握っている手がドラえもんのような丸い手にしか書けないから、絵を習いに行きたい」とも言いました。

早速問い合わせして、体験レッスンに行きました。

算数より国語の方が好きな長女なので、そろばんはどうかなーと思っていたら、とても気に入って現在も週2回通っています。

子どものアトリエは、幼稚園児から中学生までわいわいガヤガヤとざっくばらんな雰囲気で、長女は周りの様子を見ながらも、とても楽しんでいました。
ただ、指導内容の自由度が低く(しっかり指導される教室だった)長女が求めるものとは違っていたようで、「行かない。自分で練習する」と言い、体験で終わりました。

アトリエで使った絵の具がとても便利だった件↓
参考子どもの「絵の具やりたい」にはダイソーの固形絵の具がお手軽だった

スクールカウンセラーの言葉

  • 「行きたくない」日でも、「〇〇まで頑張って行ってみよう」と誘いかけ、家から出ずに「ゼロ」で終わらせないように
    たった「+1」でもいいから、少しだけでも前へ進むことを心がける。
    最終的には、行きたくない日でも学校へ行けることが目標。
  • 友だちとたくさん遊んでください。

まとめ

  • 子どもが興味を持ったことの情報を集め、提示する。選択するのは子ども自身
  • 結果はどうでもよい。子ども自身が選んで行動した過程が重要。
  • 小さな成功を何度も重ね、自信に繋げる。
  • この頃には、気力、体力も回復しつつあるので、無理のない範囲で前へ進むことを支援する。

続きは次記事

当記事はシリーズ第4弾です。
「序章」小学1年生の不登校が回復に至るまで
「その1」小学生の不登校1「混乱期」心身症の時期。娘は頭痛と無気力に。
「その2」小学生の不登校2「他罰期」と「内面成長期」じっくりと回復を待つ。
「その3」当記事です
続きはこちら⇒「その4」作成中です。

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