我が家のシャワーは以前から締りが悪く、ホースを伝って水が漏れることが多かった。
「水漏れ修理の業者呼ばなきゃなー」と思っていたら、締める時に少しだけカランの方へひねってからシャワーを止めると、なぜか漏れにくいことを発見。
水漏れといえども極少量だし、上記のコツを実践すると漏れにくいので、根本的な解決を先延ばしにしたまま生活していた。
しかーし、横着者には、突然シワ寄せが来る!(笑)
ある日、本格的な水漏れとなり、業者を呼ぶ時間もなかったので、自分で取り組んでみたら、意外とあっさり解決した話です!
水漏れは突然に
昼下がり、何気に浴室を覗くと、シャワーの下の床が濡れていた。
普段、浴室の床は、翌朝にはカラリと乾いている。
たまに、主人が入った後、蛇口の締まりが悪くて(コツが実践できていない)漏れている時があるので、「またかよ!水道代もったいない…」と思いながら、いつものように蛇口を閉めたけど……止まらない!?
何度も、カラン(吐水口)へ少し回して閉めるという「コツ」を繰り返したけど…やっぱり止まらない!!
漏れ出る水の量も普段より多く、水道代として見過ごせない。
(階下への水漏れは全く心配ない)
ガーン!ついに壊れたかぁ。
夏休みの帰省を翌々日に控えており、修理の作業をするにも明日しか猶予がない。
我が家は賃貸なので、まずは大家さんへ連絡するべきだが、遠方の会社だし今日の明日ので、至急手配してもらえるか分からない。
というか、過去のやりとりの傾向から無理だと推測。
緊急だから自分たちで何とかしなければ…
よく郵便受けに入っている、裏がマグネットになっている水漏れ修理のチラシは…ある。
見積もりを数社から取る時間もあまりないし、とりあえず、風呂場シャワーの水漏れの相場を見ておこうと、インターネットで検索。
大体の金額は分かったけれど(5,000円~1万円くらい)、出張費や使用する部品によって実費が変わってくるだろうから何とも言えない。
そんな中、自分で部品を取り寄せたら、部品代だけで簡単に直すことができた!という記事(※)を見かけて、特別な工具も必要なしに素人でも直せることを知った。
(※この時に見たサイトを探しても、見つからなかった…。見つけたら、リンク貼ります)
症状が似ているので、調べてみると、同じように自分で直している人が多かった。
部品のAmazonレビューでも、「簡単に直せた」との口コミが多い。
うちのシャワーも、同じ方法で直るのだろうけど…。
やってみてもし直らなかったら、大家さんに連絡して修理(交換?)となり、帰省も延期になると覚悟した。
部品や分解図を揃える
頼りになるのはメーカー
家の設備の取扱説明書が手元に全くないので、メーカーの公式サイトからダウンロードしようと思ったら、型式が分からない!
なんと、お風呂のシャワーが古すぎて、型式が書かれているであろうシールの印刷面が剥げて、全く読み取れない。
シール自体も半分はがれかかっている。
メーカー名(KVK)だけ分かるので、メーカーサイトから浴室用水栓の画像一覧と実物を照らし合わせて、型式を判明することに成功。
取扱説明書や施工説明書などをダウンロードすることができた。
そして、その中に「分解図」という、細かな部品がどのような順に取り付けられているのかが素人でも分かる図面もあった。
小さな部品の一つ一つに型番と名称がついていて、金額まで書いてある。
おおー!!
こんなに細かく説明があるなら、本当に私でも出来るかも!!
と思ったのだけど、またもや壁が。
購入したい部品(切換弁ユニット)は一つ。
でも、その部品に番号が二つ振ってある(13番と14番)。
なんと、適合する水栓の種類によって2種類あるらしい。
…これ、しくじったら、完全アウトよね!?
ちなみに、どちらもAmazonで購入可能。
値段は1,000円程度差がある。
どうも、外見は同じだけど機能に優劣がある機種(と呼んでいいのか?)があるみたい。
うちの水栓の情報が書かれているであろうシールは解読不可だし、分かんねぇぇぇーーーー!!
ということで、メーカーの問い合わせ窓口に電話して事情を説明したら丁寧に教えてくれて、うちのは、13番の切換弁ユニット【シャワー】を使えばいいとのこと。
部品購入
必要な部品が完全に判明したので、さっそくAmazonで購入…と思ったら!
「通常配達じゃ間に合わない問題」発生!!
この時点で、もう夕刻。
今からの注文は明日の処理に回されるかも?
運良く明日発送されても、明後日に届くんじゃ意味ない…。
明後日の早朝には自宅を出発する。
こうなったら…Amazonプライムや!!
30日間無料だし!
数年前、次女の運動会のお弁当作り関連で必要なグッズが至急必要になった時、Amazonプライムに入会し、翌日到着で余裕に商品をゲット。
その後、会費の発生しない入会後30日以内に解約するという、ちょっとセコい技をしたことがあったので、今回も同じように「30日間だけプライム作戦」を実行(※)。
(前回の解約から日数が経っていなければ、再入会できないなどの措置はあるかも?)
部品は無事に、翌日の午前中に届き、ちょうど午前休で自宅にいた主人と取り替え作業に挑むことができた。
Amazonプライム、グッジョブ!!
取り替え作業
必要な工具
Amazonで購入した物。
(一番左のプラスドライバーは私物。間違えて写してしまった)
右から、
- サーモスタットシャワー切換弁ユニット
- 水栓ドライバー
- マイナスドライバー
5,000円以上する切換弁が、Amazonだと3,000円ちょい。
安い~♪
このマイナスドライバーは、手にフィットして使いやすくて良かった。
収納に嵩張るけど、これも安い。
交換方法が載ったサイトやAmazonのレビューに書かれていた必要な工具は、あともう一つ、「モンキーレンチ」。
モンキーレンチは私物。(写真右端)
以上の4点があればOK。
(もっと言うと、水栓ドライバーはなくても大丈夫だった。大きめのマイナスドライバ―で代用可能)
取り替え作業
最初に止水弁を閉め、「分解図」を見ながら、解体していく。
ちなみに、購入した切換弁の商品パッケージの裏面にも、取り換え方法の図面アリです。
思っていたより簡単で、感覚的に回したり引っ張ったりして、順調に部品が外せた。
レビューに書いてあったとおり、切換弁ユニットを取り外すのが少し苦労した。
切換弁ユニットは固く嵌っている。
ここで、モンキーレンチの登場。
挟んで回すのだけど、固い。
経年の錆びなのか汚れなのか、ぴっちりと癒着している。
ネジが取れてからも、なかなか引っこ抜けない。
主人が空いている方の指でパッキンを上下左右にイジイジして、空気を入れながら引っ張ると、ようやく切換弁が抜けた。
左が古い切換弁ユニット、右が新品。
ぎゃー、すごく汚れている。
前に交換したのは何年前なんだろうね?
切換弁ユニット以外の部品を清掃し、分解図を見ながら、外した時とは逆の順序で組み立てる。
そしてこの後、止水栓を開いたら終了なんだけど、水を止めたついでに「ソケットのストレーナー清掃」というのも実施。
その方法も、ダウンロードした説明書に書かれてありました~。↓
最後に止水栓を開く。
ここまで大体、15分くらい。
そしてシャワーの水は…
…ピタっっ!と気持ちよく止まったーーーーー!!!
しかも、「止」の表示から少しズレた場所でも、水漏れしなーーーーい!!!
そして、なぜか、水圧がめっちゃ上がってるーーーーー!!!
水の出が悪く、弱いシャワーだったのに、めっちゃ勢いあるーーーー!!
こ、これは、嬉しすぎる。
シャワーの勢いのビフォーアフターを写真に撮っておけばよかった。
まとめ
- シャワーの水漏れを、部品代だけで自分で直せた
- シャワーの水の勢いが良くなるという嬉しい副産物つき!
シャワーの水の勢いが良くなり、子どもたちも大喜び。
主人は、自分で直すという発想が無かったので、「お前、すげぇぇぇ!!」とリスペクトしてくれた(笑)
ちなみに、シャワーヘッドから水が漏れる場合の他の原因に、シャワーヘッド接続部のパッキンの劣化もあるようなので、原因をつきとめてから試してね。
我が家の場合、シャワーヘッドは数年前に新品に交換したのでパッキンではないと推測した上で作業しました。
…その後、Amazonプライムの解約のことをすっかり忘れて1ヶ月超過。
「1年間の会費が発生するので(3,900円)よろしく」というAmazonからのメールを見て愕然としましたとさ。