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入園入学準備

幼稚園選びに迷ったら。転園して分かった3つの事

更新日:

未就園児の9月といえば。
11月の願書提出に向けて、幼稚園の見学がピークを迎える頃ですね。

我が家は長女が年中になる前に引っ越したので、年少の園、年中・年長の園と、2つの園に通いました。
そこで感じた事や、周りの人を見て思った事を記します。

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(投稿日:2015年9月12日)

「○○な子だから□□な幼稚園」は✕

例えば、
元気で活発だから遊び系の園大人しいからミッション系手先が器用で集中力があるから鼓笛隊や文化系活動の多い園
そう決め込んでませんか?

性質の合う園を選択することは安心ですが、幼児期の3年間の成長は計り知れないものがあります。
2歳3歳の入園前の行動・性質で園の選択肢を狭めてしまうのは勿体ない。

長女の場合

元気で活発な子が、文化系活動の多い園に入園したとして、やっていけないかというと、そうではない。
持ち前の行動力で慣れないことにもチャレンジするだろうし、先生の指導やクラスメートに触発されて良い刺激を受ける。
性質にマッチした体育系の活動が少ないと感じたら、習い事や休日に親御さんがそういう場を提供すればいい。
すると、色んな領域を経験でき、お子さんの体験の幅が増えて良いと思う。

また、その逆のパターンも然り。
大人しい子が、やんちゃな子の多い遊び系園に入ったとしよう。
遊び系の園では賑やかな子が多いので、入園後は慣れないかもしれない。
けれども、そういう浮いてしまう子どもへの、先生のフォローは手厚い。

長女の最初の園がこのパターン。

長女は大人しく、場所見知り、人見知りをする性格だった。
そんな性格だから、活発な子の中で揉まれて欲しいと、入園を決めた。

園では、活発な子が大半で、大人しい子が少なく、長女は少数派。
先生は、園に馴染めるよう大人しい子への対応を丁寧に行ってくれた。

活発な子が多いと、大人しい子は圧倒されがちだが、交流を通して色々経験が出来る。
もし、園で文化系の活動が少ないと感じたら、習い事や家庭での取り組みでカバーしたら良い。

逆の園でもやっていけました

ここで言いたいのは、お子さんの行動・気質と逆の園に入れることを推奨するわけではない。
性質にマッチした園でもいいと思う。

幼児は柔軟なので、逆の園に入れてもやっていけますよ、という話。

本当に、3年間で見違えるように成長します。
入園前に○○だから□□と、決めつけなくても大丈夫。2015.09.12 (2)

園に過剰な期待をしない

ママ友やネット情報から「この園は○○してくれる、○○に期待できる」と聞く。
「それなら!」と、熱い気持ちを持って入園する。
果たして、期待通りにいくのだろうか。

話に聞いた「○○してくれる」というのは、時と場合と状況によるのでは?
自分達もその時と変わらない利益を享受出来る、とは言い切れないのでは?
人と人との関わり合いの中で生まれた「結果」だけを見て、自分にも当てはめてしまうのは早計な気がする。

過剰な期待は、いずれ園への不満となる恐れがある。

最初の園でのこと、周りにそんな人がいた。
過剰に期待するから、思い通りにならない時、裏切られた気分になるのだろう。
その気持ちが怒りになって、周りに言いふらすのだろう。
頑張ってる幼稚園に失礼だなぁと思った。

幼稚園選びの段階では、あれもこれもと要求してしまいがち。
(大事なお金を払うのですから、気持ちは分かります)

小学校入学前にさせたいことや、なってほしい人物像がある?
それなら、家庭での取り組みや躾で対応する方が、確実ではないですか?

子どもにはどんな幼稚園も同じ?

私自身の体験に基づく話。

長女の年少入園前に、関西から関東へ引っ越してきた。
調べると、家の周囲には沢山の園バスが走り、選択肢は多かった。

知人がいないのでネットで情報収集した上、数園を見学。
園児がイキイキしていて教育理念に共感出来る園を見つけた。
夫婦の理想の園だと、大変テンションが上がったのを覚えている。
入園後に発覚したが、我が家は全園児中一番遠く、同じ小学校区は全員で3人しかいない。

私自身は、行事など親の出番が少ない園が希望だった。
しかしその園は、園と保護者との連携を強く保ち、共により良い保育を行おうという方針。
お手伝いや参観が多く、役員でなくとも月に3回は幼稚園へ赴いていた。
車や電車やバスを使い、0歳の次女を連れて。

強いこだわりをもって入園したはずなのに、とても疲れてしまった。
家が遠くても、熱意で乗り越えられるだろうと思っていたが、無理だった。

年中になる前に、再度引っ越しが決まり、またもや幼稚園選びが始まった。
私はためらいもなく、家から近い園を選んだ。

年長の2学期となった今、思うこと。
こだわって通っていた年少の1年間に「こだわったことにより得られた価値」があったか?
そう訊かれたならば、「価値はそれなりにあったが、大半が親の自己満足かも」と答える。

もちろん、最初の園でお世話になった担任の先生やバスの先生には、深い愛情をもって長女に接してもらえて本当に感謝している。
長女も、先生達のことが大好きだった。

長女の性質や成長を想い、選んだ最初の園。
一方、年中から通った園は、最初の園とは方針や園風が真逆な園である。

それは、自由遊びの時間が少ないことや、どろんこ禁止だったり、長女にとってはデメリットが多いと思う。

しかし、長女は「楽しい」と言って嫌がらずに通っている。

そこで思った。

園の方針や対応が違っていても、子どもには関係ない?

幼稚園というところは、子どもにとって、差はない?

「温かくて優しい担任の先生」
「クラスのお友達」
「園での楽しい活動」
という、子どもにとって身近な3本柱はどんな幼稚園でも変わらないのでは?と感じたからだ。

ちなみに、長女が通った二つの園の違いはこんな感じ。

最初の園:200人規模。
裸足で自由に泥遊びOK。強要は一切しない。
一斉保育より自由保育が多い。(自由保育中の保育者:一緒に遊ぶ)
菜園・動物。



次の園
:マンモス園。
泥遊びNG。時間制限やルールが結構ある。
自由保育より一斉保育が多い。(自由保育中の保育者:見守り)
楽器・絵画。

まとめ

・子供の性格で園選びの範囲を狭めるのはもったいない
園へ過剰な期待をしない方がよい。
・「子供が全て」で考えず、親が通いやすい園を選んでも良い。

気張り過ぎず、幼稚園選びが楽に進むといいですね。
ゆるめの内容でしたが、いかがでしたか。
むーち(@mu_chiblog)でした。

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