未就園児の9月といえば。
11月の願書提出に向けて、幼稚園の見学がピークを迎える頃ですね。
我が家は長女が年中になる前に引っ越したので、年少の園、年中・年長の園と、2つの園に通いました。
そこで感じた事や、周りの人を見て思った事を記します。
「○○な子だから□□な幼稚園」は✕
例えば、
元気で活発だから遊び系の園、大人しいからミッション系、手先が器用で集中力があるから鼓笛隊や文化系活動の多い園。
そう決め込んでませんか?
性質の合う園を選択することは安心ですが、幼児期の3年間の成長は計り知れないものがあります。
2歳3歳の入園前の行動・性質で園の選択肢を狭めてしまうのは勿体ない。
長女の場合
元気で活発な子が、文化系活動の多い園に入園したとして、やっていけないかというと、そうではない。
持ち前の行動力で慣れないことにもチャレンジするだろうし、先生の指導やクラスメートに触発されて良い刺激を受ける。
性質にマッチした体育系の活動が少ないと感じたら、習い事や休日に親御さんがそういう場を提供すればいい。
すると、色んな領域を経験でき、お子さんの体験の幅が増えて良いと思う。
また、その逆のパターンも然り。
大人しい子が、やんちゃな子の多い遊び系園に入ったとしよう。
遊び系の園では賑やかな子が多いので、入園後は慣れないかもしれない。
けれども、そういう浮いてしまう子どもへの、先生のフォローは手厚い。
長女の最初の園がこのパターン。
長女は大人しく、場所見知り、人見知りをする性格だった。
そんな性格だから、活発な子の中で揉まれて欲しいと、入園を決めた。
園では、活発な子が大半で、大人しい子が少なく、長女は少数派。
先生は、園に馴染めるよう大人しい子への対応を丁寧に行ってくれた。
活発な子が多いと、大人しい子は圧倒されがちだが、交流を通して色々経験が出来る。
もし、園で文化系の活動が少ないと感じたら、習い事や家庭での取り組みでカバーしたら良い。
逆の園でもやっていけました
ここで言いたいのは、お子さんの行動・気質と逆の園に入れることを推奨するわけではない。
性質にマッチした園でもいいと思う。
幼児は柔軟なので、逆の園に入れてもやっていけますよ、という話。
本当に、3年間で見違えるように成長します。
入園前に○○だから□□と、決めつけなくても大丈夫。
園に過剰な期待をしない
ママ友やネット情報から「この園は○○してくれる、○○に期待できる」と聞く。
「それなら!」と、熱い気持ちを持って入園する。
果たして、期待通りにいくのだろうか。
話に聞いた「○○してくれる」というのは、時と場合と状況によるのでは?
自分達もその時と変わらない利益を享受出来る、とは言い切れないのでは?
人と人との関わり合いの中で生まれた「結果」だけを見て、自分にも当てはめてしまうのは早計な気がする。
過剰な期待は、いずれ園への不満となる恐れがある。
最初の園でのこと、周りにそんな人がいた。
過剰に期待するから、思い通りにならない時、裏切られた気分になるのだろう。
その気持ちが怒りになって、周りに言いふらすのだろう。
頑張ってる幼稚園に失礼だなぁと思った。
幼稚園選びの段階では、あれもこれもと要求してしまいがち。
(大事なお金を払うのですから、気持ちは分かります)
小学校入学前にさせたいことや、なってほしい人物像がある?
それなら、家庭での取り組みや躾で対応する方が、確実ではないですか?
子どもにはどんな幼稚園も同じ?
私自身の体験に基づく話。
長女の年少入園前に、関西から関東へ引っ越してきた。
調べると、家の周囲には沢山の園バスが走り、選択肢は多かった。
知人がいないのでネットで情報収集した上、数園を見学。
園児がイキイキしていて教育理念に共感出来る園を見つけた。
夫婦の理想の園だと、大変テンションが上がったのを覚えている。
入園後に発覚したが、我が家は全園児中一番遠く、同じ小学校区は全員で3人しかいない。
私自身は、行事など親の出番が少ない園が希望だった。
しかしその園は、園と保護者との連携を強く保ち、共により良い保育を行おうという方針。
お手伝いや参観が多く、役員でなくとも月に3回は幼稚園へ赴いていた。
車や電車やバスを使い、0歳の次女を連れて。
強いこだわりをもって入園したはずなのに、とても疲れてしまった。
家が遠くても、熱意で乗り越えられるだろうと思っていたが、無理だった。
年中になる前に、再度引っ越しが決まり、またもや幼稚園選びが始まった。
私はためらいもなく、家から近い園を選んだ。
年長の2学期となった今、思うこと。
こだわって通っていた年少の1年間に「こだわったことにより得られた価値」があったか?
そう訊かれたならば、「価値はそれなりにあったが、大半が親の自己満足かも」と答える。
もちろん、最初の園でお世話になった担任の先生やバスの先生には、深い愛情をもって長女に接してもらえて本当に感謝している。
長女も、先生達のことが大好きだった。
長女の性質や成長を想い、選んだ最初の園。
一方、年中から通った園は、最初の園とは方針や園風が真逆な園である。
それは、自由遊びの時間が少ないことや、どろんこ禁止だったり、長女にとってはデメリットが多いと思う。
しかし、長女は「楽しい」と言って嫌がらずに通っている。
そこで思った。
園の方針や対応が違っていても、子どもには関係ない?
幼稚園というところは、子どもにとって、差はない?
「温かくて優しい担任の先生」
「クラスのお友達」
「園での楽しい活動」
という、子どもにとって身近な3本柱はどんな幼稚園でも変わらないのでは?と感じたからだ。
ちなみに、長女が通った二つの園の違いはこんな感じ。
最初の園:200人規模。
裸足で自由に泥遊びOK。強要は一切しない。
一斉保育より自由保育が多い。(自由保育中の保育者:一緒に遊ぶ)
菜園・動物。
次の園:マンモス園。
泥遊びNG。時間制限やルールが結構ある。
自由保育より一斉保育が多い。(自由保育中の保育者:見守り)
楽器・絵画。
まとめ
・園へ過剰な期待をしない方がよい。
・「子供が全て」で考えず、親が通いやすい園を選んでも良い。
気張り過ぎず、幼稚園選びが楽に進むといいですね。
ゆるめの内容でしたが、いかがでしたか。
むーち(@mu_chiblog)でした。
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