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幼児教育

勉強にイライラする子どもの裏で、自尊心が傷ついていることを理解しよう。

更新日:

長女の家庭学習の安定具合は、眠気と気分に左右される。

解答につまづいた時や、答え合わせをして間違っていた問題の見直し時に、眠かったり、集中できていないと『わーーーーーっ』となる時が多い。
そんな時の子どもの気持ちを、理解することが大事。

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(投稿日:2016年1月2日)

イライラする長女と 押し問答

『わーーーーーーっ』というのは、声ではない。
いわば、ごちゃごちゃっとした精神状態の例え。

具体的には、こんな感じ。

・簡単に解けないからイライラして、ワークに殴り書きをする。
(酷い時はワークを破る、鉛筆を投げる)
・間違えたことを認めたくないのか、親の声かけを無視。

親と子の言い争い

我が家は、無理やり勉強させない主義なので、こうなった時は「もうやめていいよ」と言っている。
そして本人が落ち着いたり、やる気になった時に再開させる方針。

でも長女は、親の「もうやめていいよ」に対し、「嫌だ!」と反発する。

そのまま放っておくと、ワークへの落書きが度を越してくるので、親が「やめようね」と止める。
それに対して「嫌だ!」と言って、さらに強く抵抗する。

そんな感じで、「やめようね!」「嫌だ!」と押し問答になる。

最後は、親が強引に鉛筆やワークを取り上げて終わる。

結果

その後の長女は、

・その日は全くワークに触れない
・数分後に突然ワークを開いて「教えて~♪」と言う
・何も言わずにスラッと解いて「はい、丸つけ!」と得意げな顔で言う

私は、どういうパターンで、その差が出るのか考えてみたけれど、法則性は無く、おそらく長女の気分次第…。

わけが分からないので、こちらもいちち感情的にならないことにした。
でも、口や表情に出さないようにしていても、やはり、押し問答の最中や直後は心穏やかではない。

ヒントが見つかった

「眠い時や集中できない時」は、学習しないように回避している。
そもそも、我が家は学習するタイミングを本人に決めさせている。

宣言したタイミングに眠い時は、本人が「やっぱり眠いから、少し寝てからワークする」などと言ってスケジュールを変更するので、最初から学習に不適な状態で始めていない。

問題は、表面上眠くなく、機嫌も良く始めたのに、問題につまずいた時や間違えて気に入らなくなって、ふと集中力が途切れた時だ。
テンションが高く、潜在的な眠さに気付かずに始めてしまったこともあるんだと思う。

「眠い時や集中できない時に分からない&間違えると機嫌が悪くなる」というのは、まだ6歳だから、それを無くすことは出来ないと思う。
出来れば、長女がイライラせずにワークに取り組んだり、気分良くワークを中断出来る方法が知りたい。

そのヒントは、思わぬところで見つかった。

その場所は、小学生向け問題集の回答編に掲載された、保護者向けコラムである。
問題集は、こちら↓

ちなみに、まだ入学まで3か月あるのに、なぜこの問題集を入手したかというと。
お正月に、普段行かない大きな本屋さんへ行った時に見つけ、1年生になったらいずれ買うだろうから手元に置いておいて損はないなと思って。
(孫へのお年玉絵本と一緒に会計してくださった主人のご両親、ありがとうございます)

問題集の最初の方は、年長児でも解ける内容となっている。
Amazonレビューの評価も高い

子どもの心の動き

さきほど紹介した問題集の回答編の巻末「親子の学びQ&A」という短い読み物が載っている。

5項目ある中の一つに、
「できない時に声をかけると子どもがイライラするのですが、どうすればよいですか?」
という質問があった。

Z会の回答から一部引用。

できないという事実に直面した場合、子どもはその状況に狼狽し無意識にできない自分を責めている(自尊心を傷つける)ものです。
そうしたお子さんの心理状態を、まず理解しましょう。
大切なのは、できない問題に向かい合った時は、まず問題自体が通常より高いレベルの課題であることを示してあげることです。
(中略)
なお、できない時だけ声をかけていると、「親の声かけ=できない自分」という式が子どもの中に構築されてしまうので、普段から(さほど難しい取り組みでなくても)「がんばっているね。」「続けていてえらいね。」といったほめる声かけをするのがよいでしょう。

読んで、開いた口が塞がらなかった。

私、「できない時だけ」声かけてるもん!

理由がある。
黙々と取り組んでいる時(できる時)は、声をかけたら邪魔だと思っていたから!

確かに、長女がつまづいていて、私が「どうしたの?」と声をかける時や、丸つけの後ヒントを話し始めると「もういいよ」とか「うるさい!」と、不機嫌になることが多い。

長女の中では、

1:問題につまずく⇒できない自分に気付く
2:親が話す⇒「できない自分」の傷口に塩を塗られる気分
3:耐えられなくて機嫌悪くなる

の、プロセスを経て、ヒントや解説を聞く気分どころではなくなっていたのかな?

(もちろん、2:親が話す⇒「そっか!」「分かった!」と、続けて問題を解くこともある)

主人に長女の様子を話すと、
「ま、時期的なもんだろ。そのうち落ち着くわ」と楽観的。

平日一緒に家庭学習に取り組むのは私。
『「親の声かけ=できない自分」という式が子どもの中に構築』されないよう、気を付けたい。

まとめ

・幼児~小学生低学年では、難しい問題に出会う体験が少ないので、上手に処理できずイライラしてしまうのは至極普通なことだ。
・子どもの我儘に見える行動の裏で、自尊心が傷ついていることを、親は理解する。
・難しくない問題を解いている時でも、「努力」や「継続」をほめる。

※Z会の回答に「なるほど~」と思ったら⇒ Z会の通信教育

 家庭学習における我が家の価値観や子どもたちの学習状況の、リアルタイムをまとめています⇒学習状況

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