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本と花

トラブル

子どもが登校を渋ったら、休ませるべき理由が分かる本

更新日:

小学校1年生の長女が登校拒否中で、五月雨登校(行ったり行かなかったり)をしています。

現在は、「登校拒否」ではなく「不登校」と言うようですね。
そんなことも知らないくらい、無知でした。

娘のこと、不登校のこと、自分のことを知るために、本を読んで知識を増やしています。

登校拒否についてネットで検索しても、情報はチラっとしか出てないんですよね。
肝心な部分は、「お子さんの登校拒否を治すには…【続きはメアド登録後に無料プレゼント!】や【セミナーに来て!】」で読めない。
不登校ビジネス、うじゃうじゃ出てきますよ…びっくりですよ…

(まあ、それで治ったお子さんがいるからビジネスになるんだろうけどね…)

その点、書籍は、手に取ればすぐさま作者の知識や考えを享受できるから早い。

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(投稿日:2016年8月5日)

不登校を知る

2016.12.21追記
以下に紹介する本よりも、一番最初に読んでほしい本が見つかりました!
入門書であり専門書、「不登校の子どもに何が必要か」を早くに読んでほしい

行き渋ったら、まず読んで!

不登校を「第1の壁(原因)、第2の壁(時間経過)、第3の壁(親の対応)」と図入りで説明していて、ものすごく腑に落ちた。

登校渋りの初期にこの本を読んでいたなら、第3の壁を高くしないよう対応できたのに…。
無知だった私が強制登校させた所為で、今、長女の第3の壁が超高くなっている。

こんなことでは、第1の壁までなかなか届かず、原因に太刀打ちすることも出来ない。

なので、お子さんが登校を渋ったら、絶対に責めずに休ませてあげてください。
私は無理矢理行かせて失敗したから、すごく後悔しています。

後半は著者が運営するフリースクールの宣伝に感じたけど、「体力不足も一因となる」や、「心が原因ではない、その心になってしまった原因が必ずある」にハッとした。

実話に毒親を見た

「学校に背を向ける子ども/なにが登校拒否を生みだすのか」
NHK ブックス (第 507 巻)
著者:河合洋
出版社:日本放送出版協会, 1986

古い書籍なので全て読んでいないけれど、冒頭のとある一家のエピソードに驚愕。

このエピソードで、不登校から生まれ変わろうとする子供の意欲を削いだり、何度も邪魔をしているのは、「自分の理想に反する子供の自立の仕方」を認めない病的な母親であり、不登校や子どもの自立を阻む敵は、学校でなく家庭内にいた。
自分はどうなんだろうと、顧みるきっかけになった。

親子を知る

漫画で読みやすい

「子育て」のハウツーではなく、精神論的なことがメインに書かれています。

子育てに慣れてきたお母さんが読むと、「ああ、そうだった」と初心に帰りたくなります。
子供が生まれてきてくれた時の感動と感謝と溢れるような愛情を思い出させてくれる。

ちなみに、登校拒否の対応については、「2」のほうが詳細に載っています。
(2は、子供がティーンエイジャーの場合の話が多い)

私の場合、長女のことを「叱るのに注意が必要な子(※)」だと分かったのが、この本を読んだ大きな収穫。

※大声や強い語気で叱ると委縮したり自分を責めてしまう敏感なタイプ。

その後の選書の方向性が決まった。
今は育児・しつけ本を読み返すよりも、長女自身の性質について理解を深める方が重要だと。

子供を知る

「臆病」と言う前に…

5人に1人は居ると言われるHSC(Highly Sensitive Child)「人一倍敏感な子」に、結構あてはまる長女。

HSCにとって、学校は刺激の多い場所で、落ち着かない。
6歳という幼さでは「自分の困り感」を言葉にして親や先生へ伝えることは難しい。
「学校が嫌だ」と感じるのはそのせいかもしれない。

臨床深層心理学博士で、1991年からHSCを研究してきた著者によると、「敏感な子」は「臆病」なわけでも「感覚的な刺激を受けやすい」わけでもない。「情報を徹底的に処理してから行動する」という神経システムが生まれつき備わっているため、感覚器から入ってくる刺激が増幅され、身体的にすぐ圧倒されてしまう。特に「初めて体験するもの」や「大きな変化」に弱い。このため、細かいことをじっくりと観察し、大きな刺激を避けようとする。また、精神的にも圧倒されやすく、他の子が傷ついているのを見ると、自分もそれ以上に傷ついてしまう傾向がある。子どもの15~20%に見られ、男女で割合は同じ。人種による差はないという。世界のじつに5人に1人がHSCであることから、少数派だが「異常な子どもたち」ではないと本書は考える。

ちなみに、発達障がいと誤解されることがあると前述したが、たとえばHSCとADHDを比べると表面上は非常によく似ており、多くのHSCがADHDと誤診されているという専門家もいるらしい。例を挙げると、「気が散ってしまいやすい」という共通した気質。ADHDは意思決定をしたり、集中したり、結果を考えたりするのに適切な機能が全般的に欠如しているので、気が散りやすい。一方で、HSCはさまざまな情報に刺激を受けてエネルギーをすぐに消耗するため、気が散りやすい。しかし、必要な場合は多大な精神的エネルギーを消費しつつも集中できるし、穏やかで慣れた環境にいるときはむしろ集中を得意とする。

ADHDやアスペルガーじゃない? 5人に1人はHSC(ひといちばい敏感な子)。その特徴とは?|ダ・ヴィンチニュースより引用

この本は、まだ新しい。
HSCについて認知度が低いと思うので、自分の子どもについて「なんとなく、育てにくい」「子供のことが分からなくなる」「育児書を読んでもしっくりこない」と、発達障害を疑ったが当てはまらない場合や、そのようなことを少しでも感じるお母さんへ、この本をお勧めしたい。
(親が非HSPで、子どもがHSCの場合、特にそう感じるらしい)

うちの場合は、赤ちゃん時代はよく泣いたけど、幼児期は慎重派で大人しかったので、むしろ「育てやすい」と感じていた。
小学1年生の今が一番、嵐の真っ只中。

さらに気付いたのが、私もHSP(Highly Sensitive Person)の要素を持っているということ。

ざっくりとした簡単な見分け方のひとつは、休日に「人と会ってエネルギーを充実させる」のは非HSP、「一人の時間を持ってエネルギーを回復させる」のはHSPの傾向にあるらしい。(もちろん、当てはまらない人もいます)

詳細は後日、記事を書きたいです。

自分を知る

どういうパターンに陥りやすいのか知って回避

また、不登校について調べると、「親(特に母親)が変われば、子も変わる」と書かれていることが多く、母親が子どもに及ぼす影響って大きいのだと実感。

そんな中、

「感情がコントロールできず、すぐにカッとなってしまう
自己肯定感が低い
「人づきあいが苦手で、集団に馴染めない

上記の要素のある女性は、母親業と子育て業において、その性格のせいで行き詰ることがあるらしい。
反して、独身時や仕事上でのできごとは、上手に処理できるので露呈しないらしい。
(外の顔、ということか)

私もちょっと、その要素あるぞ…と気になって読んだ本。↓

本に出てくる内容は、自分には強く当てはまらなかったので安心したけれど、
不登校児に対する不注意優勢型ADHDの人そうでない人との考え方の違いに戦慄した。

不注意優勢型ADHDの人:子供の問題を自分の中に取りこんでしまい、子どもを置いてけぼりにしたまま問題を掻き回す。
「なんで学校へ行けないの、お母さん困る。今から行くわよ」



認知機能が正常な人
:子どもの問題と自分は別。子どもの人格を尊重し、サポートする。
「行きたくないのね、今日はお休みしましょ。そのうち行けるようになるよ」

長女と登校バトルで疲弊して余裕がなくなった時、私、不注意優勢型ADHD寄りの発言をしていたので!
ぎゃー、怖い。
『親が変わらねば!』

最後に

読んだけれど収穫がなくて記載していない本もあります。

また良い本と出会えたら、追記していきます。
むーち(@mu_chiblog)でした。

2016.12.21追記
ここで紹介した本よりも、一番最初に読んでほしい本が見つかりました!
入門書であり専門書、「不登校の子どもに何が必要か」を早くに読んでほしい
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