国立民族学博物館の中央・北アジア展示が、2016年7月にリニューアルされました。
モンゴルの移動式住居ゲル(パオ)に入れるようになったと知り、モンゴルにハマっている長女と行ってきました。
夏休みの様子
去年は、ファミリーや外国人が多く、賑わっていたのに、今年は閑散としていました。
去年の11月にエキスポシティが開業したから、そっちに人が流れているのかな。
エキスポシティは、相変わらずすんごい人で、私なんかは映画観るだけですぐ帰るんですけどね。
モンゴルのゲル
那須と篠山にゲルに泊まれるモンゴル村があるのを昨日知った。那須は夏休み満室、篠山は日程的に無理。あとは犬山のリトルワールドに展示があるけど中に入れるのか問い合わせようと思っていたところ。みんぱく神!
…ここまでゲルに熱くなってる家族うちだけやろ…— むーち (@mu_chiblog) 2016年8月17日
去年、みんぱくのビデオテークでモンゴルの遊牧民の暮らしやゲル(天幕)の組み立ての映像を観てから、長女は「あの家の中に入りたい…!」とずっと言っていて、(しょっちゅう言いはしないけど、たまにふと思い浮かぶようで、口に出す)夏休みにも言い出した時に、ちょっと調べてみたのが、上記のツイートです。
ゲル内部に入れると知った長女は、
「ええーーー!?ほんとにーーーー??行きたいーーーー!!」
と、ピョンピョン跳ねて喜んでいました。
ちょうど関西へ帰省中でしたので、ナイスタイミングで意気揚々とみんぱくへ向かったのでした。
ゲルの様子
興奮しすぎて、ポーズが変になっている長女。
ゲルの全体像は思っていたより小さく、天井が低かった。
でも中に入ると、これまた不思議!
天井が低くない!広い!
普通に三面鏡や戸棚があって、家具の模様や色が派手で明るい。
「わーーー、こうなってるんだーーーー、テレビもあるぅ!」
長女は目を輝かせて観察していた。
(いや、実際は中は暗いので、そんなに目の輝きは見えなかったけど、ワクワクした声だったので何となく)
このゲルは2011年まで実際にモンゴルで使われていた物だそうで、外にはパラボナアンテナが付き、テレビもある。
(帰宅後、主人に伝えると、電気はどうやっておこしているんだ?と。気になる…)
中は、入口から数歩入れる程度なんですが、長女は満足していました。
展示場クイズ
去年に引き続き、夏休み特別企画、展示場クイズみんぱQが開催されていました。
展示を見ながら9個の問題に挑戦し、正解数に関係なく参加賞としてみんぱくオリジナル記念品がいただける。
例えばこんな感じ
(開催期間が終わっているから、掲載してもいいですかね…?)
次のうち、どれが負けでしょう?
1)土俵から出た
2)ひざが地面についた
3)尻もちをついた
4)制限時間に相手を倒せなかった
※答えは複数。解答は最後へ。
今年は、去年より難しかった気がするよ。
展示品の説明書きに答えがなくて、そのヒントから自分で考える問題があったから。
去年は、クイズの設置場所が人だかりですぐに分かってしまったり、考えている最中に大きいお兄ちゃんに答えを言われたりで、ちょっと苦笑いな場面がありましたが、今回は人が少ない(というか、私達以外いなかった…)ので長女と二人で時間をかけて満喫しました。
記念品の着せ替え絵ハガキは、モンゴルバージョンが選べたので長女大喜びだった。
電子ガイド
前回、ガイドの存在を知らなかったので、今回は、レンタルしました。
観覧券売り場の続きの奥のカウンターで借りられます。
利用料金は、無料。
首にかけるストラップの長さは大人用と子ども用があり、イヤホンは連れの人と一緒に聴く用に2本まで増やせます。
そこで、1台レンタルの子ども用ストラップ&イヤホン2本にしました。
ガイドは、PSP本体です!
長女は、画面をタッチするんですよね。
でも、動かない。
タッチパネルではなく、○ボタン、✕ボタンと十字キーを押しての操作に、なかなか慣れない様子(笑)
もう、この歳で世代が違うのね…。
操作を説明してくれたお姉さんも笑ってた。
この電子ガイド、超おすすめです。
ガイド付きで回ると、展示品に関して得られる情報が、何倍にもなるのーーー!!!
例えば、こちらも長女のお気に入り、チワン族の高床式住居内の台所です。↑
黄色い札の番号の動画を視聴すると、この展示品がどうやって使われていたのかすぐ知ることができます。
ここでは、調理の様子が観れました。
こちらは、中国少数民族の衣装です。
足元に、その衣装を着ている人物の写真があります。
これを見ているだけでも楽しいですが、電子ガイドを使うと、この衣装が着られる儀式の様子や人々の暮らしまで分かります。
人々が会話する姿や建物や風景も見られると、すごく身近に感じられます。
こういうの、将来はVRになるのかな。
疑問が解決した
これまた長女が気に入っている、屋外展示の一軒家、韓国の酒幕。
靴を脱いで中にあがることができます。
「この扉はなんでこんなに小さいの?何のためについてるの?」
長女、扉を閉じたり開いたりして考えていました。
「お鍋の近くだから熱いよね、人が通るわけないよね…」
なんか、すごく気になっている様子。
ほっとけないので、電子ガイドで調べることを提案。
2チャンネル見ても、ヒントなし。
じゃあ、ビデオテーク(※)で探してみるかーと、場所を移動し、韓国関連の動画を探したけれど、酒幕に関しては見つからず。
※世界中の人々の生活などの動画を自由に視聴できるブース。下の写真の奥に映っています。
ほんじゃ、探求ひろばの図書で調べてみる??
と、韓国関連の本をざっと探しても見つからない。
困ってしまって、リサーチデスクのお姉さんに尋ねました。
そしたら、本を沢山持ってきてくれて、韓国の家に関する記事を見せてくれました。
で、結局、本には言及されている箇所が無かったのだけど、酒幕が旅人に食事を提供する場所だったことから、出来立ての食事を素早く客に提供する為、あの扉を通して料理を部屋へ運んでいたのだと思います、と答えをいただきました!
疑問を持つこと、考えること、調べること、答えを導くことまで出来て、ありがたかったです。
長女は予想が的中したので嬉しそうでした。
言語展示
みんぱくには、世界の地域ごとの展示とは別に、音楽と言語の通文化展示があります。
前回は人が多くて少しの時間しか触れなかった、言語展示をゆっくり時間をかけて楽しめました。
日本語の発音を組み合わせると、機械が読んでくれる装置。↑
特定の副詞を判別すると動画が出るのでハマっていました。
日本語と同じ語順の言語が少ないことなど知って面白かったです。↑
小学1年生でも意味が分かったみたい。
まとめ
・気になることがその場で解決できた!
・今、ゆっくり観覧できるチャンスかも?
【モンゴルクイズの答えは、2と3】
前回は行列が出来ていたレストランも、ガラガラでした…。
なのに、長女は外の休憩所のパスタ食べたいと言って(涙)
ナシゴレン食べたい!ナシゴレン食べたい!!
食べられなかった分、ナシゴレン熱MAXな、むーち(@mu_chiblog)でした。
…ナンプラー買お。