子どもの好きなこと・熱中することを押しのけてまで「勉強しなさい」と言う時代ではなくなってきたなぁ~と思った今日この頃。
興味深く読んだ記事です。
一部引用させていただきます。
(※教育ジャーナリスト)
ちょうど昨日、長女が楽しみに見ているテレビ番組(Eテレ/沼にハマってきいてみた)の「空想都市」の回に、ゲーム「マインクラフト」にハマった大学生の男の子が出演していた。
その子はマインクラフトで成しえた技術を評価され、AO入試を経て慶應義塾大学に合格している。
マインクラフトとは
正方形のブロックを積んで建築物を作成したり、ゾンビなどのクリーチャーが徘徊する世界でサバイバルしたり、ひたすら地面を掘ったり、池で魚釣ってキャンプしたり、自由度が高いので自分好みの楽しみ方で遊べる。プラットフォームは、PC、Nintendo Switchなどの家庭用ゲーム機の他にiOS、Androidでもプレイ可能。マインクラフトと連携してプログラミングを学べるソフトもある。
長女も、PCとiPadでマイクラをプレイしているので、番組を観ながら「すごい!」「凄すぎる」「自分もやりたい」と感銘を得ていた。
一緒にテレビを見ていた私は、たとえゲームでも人を感動させられる程にやり込めるなら、人生を切り開くことができるのだと驚いた。
「子どもの好きなこと」を「親の都合でストップさせない」ことの大切さを学んだ。
そして今日、この記事を読んで再認識した。
もちろん、人より勉強ができる(偏差値が高い)ことは素晴らしい能力で、誰もができることではない。何より本人の凄まじい努力なしには成しえないし、環境や金銭面での家庭のサポートも必要だ。
学歴の無い人には門前払いの社会がまだまだたくさんある。
そこを狙って子どもに勉強をさせる親がほとんどだと思う。
でも、昔より【明確な目的意識をもった多様な学生】が必要とされる場面が増え始めている。
昔と違って生産人口が減り、個人がインターネットで繋がり合い、多種多様な考え方が認め合える時代に、「勉強さえできれば」と子どもをコントロールすることについて、私は時代遅れな気がする。
以下は、AO・推薦入試の詳細について。
(※「問い合わせや受講者数は前年比3割増」という大手の早稲田塾)
・AO専門塾に高2から週3回通い、春休みや夏休みの特別講座も受講したという女子生徒の母親談
塾の言い分や親の頑張りも分かるけれど、「AOの為の対策をする」のではなく、「この子の○○をAOに生かす」という順序が大切なのかなと思う。
AOの為にって、付け焼刃的な感じしませんかね。
学力に偏重しない「育てる入試」とも呼ばれるAO・推薦入試のプロセスが、「受験エリート」を生み出すような旧来型と同じようなものになってはいけない。
本当にその通りだと思う。
興味がないのに受験の為に心ここにあらずでイベント参加横行や、数百万円かけて準備しないと通用しない試験方法になってしまうと、若い人の貴重な時間を無駄に使うことになったり、本当の【明確な目的意識をもった多様な学生】は集まらないよね…。
それでは記事リンクをもう一度。
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