先日、四谷大塚が開催する全国統一小学生テストを受けてきました。
受験を検討しているご家庭の「どんな感じ?」を解決出来れば幸いです。
前日まで
会場の塾と繋がりのない一般生は、インターネットから申し込みをします。
全国2000以上もの会場があるので、足を運びやすい塾を選べばいいのでは?と思います。
長女が申し込んだ会場(四谷大塚直営校ではない)から、試験日2週間ほど前に、テスト対策授業プリントが郵送で届きました。
対策プリントや過去問に取り組んだ様子の記事へ⇒移動する
当日
朝は、長女にとって久々の路線バスで移動しました。
一番後ろの席を選んだ長女、泣いてしまった過去問(※バス乗客人数を問う、繰り上がりのある足し算引き算)を思い出したらしい。
(※過去問を解いた記事:全国統一小学生テストの過去問を解いた。泣いた。やっぱり!?)
停留所に停まる度に、乗降りする乗客を数えて「全部で何人?」問題をずーっとやっていました。
自然発生的に。ちょっと感動した。
最後の方は車内が混んで、乗降りする人数が目視できず、終点まで続けることは出来ませんでした。
開始まで
1年生の集合時間は、9時15分。
無料イベントの参加申し込みの電話をした際、ついでに尋ねたら、5分前の到着で十分とのことでした。
会場のビル入口には、腕章を付けたスタッフさんが誘導しており、エレベーターの中の階数ボタンまで押してくれる丁寧さ。
受付が済んだら、指定された教室へ。
私達は遅い到着だったようで、部屋の中は小学1年生のお子さんが10数名座っていました。
席は、来た順に試験官が座る場所を指示してくれます。
私は、この教室に大人は入れないと勝手に思いこんでいたので、長女だけを入室させました。
でも、ほぼ全員のお子さんの傍にお母さんが貼り付いて何か指示をしたり、カバンから筆記用具などを出させていて、部屋の中はガヤガヤしていました。
一人でポツンと座っている長女を見ると妙に不安になり、結局中に入って「受験票と筆箱出して」と指示してしまいました。
それ以上はやることがなかったので、すぐ父母会実施会場へ移動しました。
父母会
子どもたちが試験を受けている間、任意で父母会に参加できます。無料。
テストが終わるまで暇なので、参加しました。
ちなみに、受験代、対策授業、解説授業、学習カウンセリングといったテストに付随するイベントは全て無料で任意参加となっています。
小1から小3までの父母が一斉に揃ったので大きな教室。
「先取り・反復学習では育たない”算数脳”の育て方」というお題で、校長が1時間ほどお話しされました。
最近の中学受験ではどのような能力が必要とされるのか等の内容で、例題(難関中学の過去問や算数オリンピック)にチャレンジする時間も!
一つ例を挙げると、
17、24、31、38...
公式に当てはめると10秒では解けない。
そこを工夫できる子になれるか?
工夫する楽しさを経験させましょう、と。
「させましょう」=入塾してね
ということですよね。商売上手(*'ω'*)
でも1時間の中で、具体的な宣伝は最後の一言だけでした。
「最後に、宣伝させてください。お渡しした封筒に学年別の当塾の資料を入れておりますのでご覧になってください」
もっと不安感を煽って入塾訴求しまくるのかと思っていたので、ちょっとあっけなかった。
低学年対象だから?
午後には小4オンリーの父母会があるので、そちらは熱いかな?
ちなみに、先ほどの等差数列の問題を、主人に解かせたら、数秒で解きおった。
余裕のドヤ顔、悔しい(笑)
ひーひー言わせたくて必死に答えをメモしてきたのに。
お話終了後、アンケート用紙の記入時間がありました。
塾からの鉛筆の貸出はなかったので、筆記用具お忘れなく♪
事前に知らされた「持ち物」に親の筆記用具が書かれていなかったからか、子供のいる教室に移動してから我が子の鉛筆を借りている親御さんが結構いました。
子供のスケジュール
事前に知らされる1年生のスケジュールは、
テスト時間 9:15~10:30
解説授業 10:30~11:00
(父母会 9:15~10:15)
算国の2教科(各教科15分)に、1時間15分も用意されています。
その内訳は会場で分かりました。
算数 9:40~9:55
国語 10:05~10:20
※国語の終了時間が10:30でないところに注目。
10:20からの10分間は、調整の時間?
長女曰く、「とうろく」の時間に、試験官の指示でトイレに行ったり問題用紙の冒頭に載っている練習用の問題を解いたとのこと。
なので、集合時間までにトイレに行かせなきゃとか、問題用紙と解答用紙を理解してるかなぁ等、余分に気を回すことなく、1年生も安心して受験できます。
余談
高学年になると、トイレに行く時間がなかったり、会場や各教室によってインターバル時間が違ったりする指摘がありました。
参考まで。
2年前だけど、面白い記事です
— むーち (@mu_chiblog) 2016年5月2日
解説授業
任意参加なので受けずに帰ることもできる。
(私の教室では、2割程度の親子が帰りました)
この会場では、父母会の教室でアンケートを記入後、1、2年生の親は子供のいる教室へ移動。(3年生は子どもが父母会の部屋へ移動)
のはずが、まだ試験が終わっていないとのことで、10:40くらいまでそのまま待機。
テストが始まる前は、散って着席していた子どもたち。
テスト後の教室では前方に固まって着席していて、空いた後方席に保護者が座りました。
教科別に先生が来て、難易度の高い問題を中心に各10分くらい授業形式で解説。
他の学年との兼ね合いもあって、先生が来るまで少し待たされたり。
待たされるのは構わないのだけど、解説授業では「ないなぁ」と幻滅したことがありました。
算数の、指定されたパターンが何通りあるかという問題で、挙手したお子さんが順に発言していったのですが、誤答だとボードに書かずにペン先で正答へ誘導。
お子さんは、自分の発言通りに書いてくれないから意図が分からず(塾慣れしている子や学年が上がれば分かるかも)沈黙。
先生も言葉を失って、何のフォローなく正答を書いていた。
発言したお子さんはモヤモヤが残っただろうな...
敏感な子だったら自信を失ったかもしれない。
元々、進行が遅れていたので、発言通りに誤答を書いてそこから考えていく時間がなかったのだと思います。
そこを手短に上手くやってくれたら、「すごい、さすがプロ!」と、感動できたのになぁ、残念…。
国語の先生は、悠然としていて、キャラも立っていて面白かった。
読解問題の解説で、セリフを読み上げる時、登場人物別に声が違って、声優みたい。
先生を見上げる長女の横顔が緩み、ニヤニヤしているのが見えた。
他のお子さんは、問題用紙に目を落とし、先生の音読を追っている。
長女よ、集中しろ!(笑)
先生の話の抑揚の付け方が、予備校の先生を思い出させた。
算数の先生もそうだったけど、声が大きくてよく通る。
塾慣れしているお子さん(塾生さんかな?)や適応力が高いお子さんは、時間が経つほどに授業のテンションに慣れ、先生が質問する前に雰囲気で察知して「ハイッ!」と挙手して回答を発言していた。
10人中2、3人くらい。
良いものを見せてもらった。この子たちは、塾でめきめき力をつけていくんだろうね。
長女は、全員に対する問いかけには小さく頷いたり首を振ったりしていたが、挙手はゼロ。
もう少しがんばれ~\(^o^)/
結局、予定時刻より10分ほど遅れて終了。
そのまま解散。
解答と解説書、参加賞?のノートやシール帳をいただいて、帰った。
感想
全体的に感じたのが、先生や受付のスタッフさん、試験官のみなさんが丁寧でユーモアもあって、優しかったこと。
ツンツンしているというかお堅いイメージを持っていたのだけど、全然違った。
予備校と違って小中学生向けだからかな。
そういう面では、安心して通わせられるなぁと思った。
長女に感想を聞いたら、
「楽しかった~」
と、ホクホクしていた。
とっても嬉しかったむーち(@mu_chiblog)でした。
テスト当日のまとめ
- テストに初めて取り組む1年生でも、トラブルなく受けられた。
- 保護者も筆記用具必須。
- 塾の資料など配布物があるので手提げカバンがあれば楽。
ちなみに後日、長女に再度問題を解いてもらったら、
(小1では、問題用紙に自分の解答を記入して持ち帰ることが理解できなかったから)
算88、国97、の合計185点でした。
1年生は配点の80%が平均点となるように問題作成されています。(四谷大塚による)
一応、平均超えたかな?
成績表が返って来たら、どんなことが分かるのか、また書きたいと思います。
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