去年、科学未来館のショップで深海魚メンダコのストラップを買いました(記事)。
このなんとも言えないフォルムと可愛らしさに、娘たちが骨抜きになったのです。
そして本物のメンダコが見たくなって調べたら、静岡県は沼津港の水族館にいるとのこと。
残念ながらその時は、展示無しで断念。
それから時が流れ、家族にまたもやメンダコ熱が再燃。
水族館のサイトには「メンダコ展示あり」!!
おおっ!!
早速、週末行ってきました。
目次
メンダコ
↑水族館玄関で出迎えてくれる巨大メンダコ。
・捕獲と飼育が困難なことから、世界中の水族館で常設展示が成功していない。
・沼津港深海水族館にて、飼育最長記録達成(52日間。2016年7月)
・捕獲は冬季のみ
水族館の1階の真ん中あたりにメンダコの水槽がありました。
メンダコと同じく平べったい水槽に、くすんだ赤い色の小さなメンダコが(幼児の手のひらくらい?)5匹いました。
底に沈み、奥の方に固まっています。
メンダコはとても繊細な生き物なので負担をかけないよう、カメラ・ビデオなどの撮影は全面禁止。
しっかり目に焼けつけようと、動かないメンダコを凝視する娘たち。
じっとして身体は動いていない。
でも、頭の上についているウサギの耳のようなヒレが、ピコピコピコピコ動いていて可愛すぎるーーーー!!!
すると、2匹のメンダコがもぞもぞし始めて、なんと1匹はモフッと浮かび上がって平べったくなり、少しだけ移動した!!
※長女によるイメージ図(笑)
「うわっ!」
「動いた!」
「かわいいー!」
と、周りの人達も、メンダコの一挙手一投足に大注目。
いい大人から「むはぁ~♡」なオーラが出ていて、笑える。
↓2階では、プラスティネーション(※)のメンダコを見ることができる。
※体の水分や脂肪分を合成樹脂に置き換える新しい標本の作成方法。
ミュージアムショップでは、大きなメンダコぬいぐるみや、ヒレをぴこぴこ動かすことの出来るパペットなど売っていた。
ダイオウグソクムシ
・水深200~1,000mの深海に生息
・海底に沈んだ大型魚類やクジラの死骸を食べる
触れるやつ
固くてカサカサしていた。
(オオグソクムシです。大人の中指の長さくらい)
透明骨格標本なやつ
肉を透明にし、硬い骨は赤く、柔らかい骨は青く染めた物。
↑これはオオグソクムシですが、娘の顔より大きなダイオウグソクムシの透明標本もありました。
オオグソクの方が色が綺麗だったので、載せます。
生きてるやつ
ダイオウグソクムシです。
全然動かない…。
よーく見ると触角が動いているような(笑)
かわいいやつ
外のショーウィンドウに飾られていた、ほっこりグソクムシ。
シーラカンス
・絶滅寸前種
・世界で唯一冷凍保存されたシーラカンスが見られるのは、沼津港深海水族館だけ
思っていたより大きくてビックリした。
どうして駿河湾?
他の追随を許さない日本一の最深部をもつ。
採集された深海生物の捕獲地点から短く、良い状態で移送出来る沼津港に水族館があることで多様な生物を展示出来るから。
おもしろい生物
娘たちが喜んでいたのは、チンアナゴ。
にゅーっと出てきたり、隠れたり。
茶色の海藻に擬態しているショートヘッドシーホース。
ふわーんと浮いていたオウムガイ。
他にも、キモい展にいたようなラージサイズのゴキブリや太ヤスデ、綺麗なカラージェリーフィッシュや、目の下が発光するヒカリキンメダイなど、深海生物だけではなく色々と見ることが出来て楽しい。
あとね、名前忘れたけど、貝の目が怖いのがいた…。ミ、ミギー!?
口がズモズモ動いてて、何かひたすら食べていた。↓
混雑
水族館自体はそれほど広くなく、所要時間は手早く回るなら小一時間、ゆっくりじっくり見てショップも楽しんで2時間といったところ。
想像していたより、たくさんの人が見に来ていてビックリしました。
人気の展示は少し待たないと順番が回ってきません。
水族館周辺も人が多かった。
とりわけ、若者カップルや大学生のグループが多く、そういう場所に来たことが新鮮だった。
普段はファミリー層や元気シニアが多いところへよく行くので(笑)
駐車場
水族館に専用駐車場はない。
隣接している港八十三番地駐車場は駐車台数が少なく、空きが見られたのは午後4時を回ってからだった。
北側から港に進入し漁港を右手に見ながら突き当りまで行くと、左側に大きな立体駐車場がある。
「ぬまづみなとパーキング(津波避難ビル)」452台。
最初の1時間は200円、以降1時間100円。
駐車サービスのあるお店一覧が見つからず、ここに載せることができません。
周辺のお店は提携している可能性があるので、駐車券は持ち歩きましょうー。
私が寄ったお店では最初の1時間のサービス券がもらえました。
水族館からは少し遠くなってしまうけれど、無料で停められる駐車場もありますよ。
(ぬまづみなと公式サイトの駐車場のページへ)
食事
水族館がある「港八十三番地」以外にも、周辺に、お店が迷っちゃうくらい沢山ある。
詳しくは上記の「ぬまづみなと」のサイトを見てもらえば、一堂に会してます!
お店の前に普通に干物が干してあったり!
そこらじゅうから浜焼きや干物を焼く良い香りが…。
お昼過ぎに到着したら、散策する人や食事する人が多く、行列になっているお店が多かった。
その様子を見ながら「ぬまづみなとパーキング」まで来たので、わざわざそちらへ戻る気になれず、駐車場横の「沼津魚市場INO」内を散策しました。
沼津魚市場INO
1階は卸売場、2階部分がセリ場見学通路となっている。
見学できるセリの時間は5:45~7:00頃だそうです。
通路の奥に食事できる店舗が3軒あり。
そこのお寿司屋さんへ入りました。
深海系づくし(左から、ごそ、赤ごち、メギス)550円
ごそはムチムチで歯ごたえがゴリゴリしていた。飲み込みづらかった。
赤ごちは柔らかく、淡白な味だった。
メギスがあっさりしていて美味しかった。
桜えびのかき揚げが、サクサク香ばしくてうまー!
天つゆも出てきたけど、塩で食べるのが好き♡
テーブル席から港内が見える。
観光船が通過するたび、娘たちは喜んでいた。
水族館や周辺の賑わっている場所から少し離れているので人も少なく、ゆっくり食べられてよかった。
水族館料金
高校生以上 1600円
小中学生 800円
4歳以上 400円
休館日:年中無休
まとめ
・展示水槽が高い位置にあることが多く、幼児は抱っこが必要だった
・メンダコは冬季に捕獲される
帰りは沼津インター近くの「駿河の湯」という日帰り温泉へ立ち寄りました。
のんびりできて気持ちよかった。
女風呂の露天の子ども風呂には滑り台があって面白かった。
次は、干物系を食べたいなぁと、画策しているむーち(@mu_chiblog)一家でした。
メンダコにもまた会いに来たい!